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工務店の集客は地域と工事を1つ決めてから|施工事例とマップの整え方

工務店の集客は、新しい方法を足す前に、どの地域のどの工事で選ばれたいかを1つに決めることをおすすめします。決めた地域名と工事名で検索して上位とGoogleマップに出る会社を確かめ、施工事例とGoogleビジネスプロフィールを整えてから、問い合わせのきっかけを毎月数えて次の手段を選ぶと、どの手段を続けるかを数字で決められます。

過去1年の受注を地域と工事で分けた表の1マスに丸が付き、そのマスから施工事例のページとGoogleマップの会社の情報へ矢印が伸びている図。

「チラシもSNSも住宅情報サイトへの掲載も続かなかったけれど、まだ試していない集客方法の中に、うちに合うものがあるはず」。広告やWeb集客の営業は、それぞれ自分が扱う方法を勧めてくるので、方法を選び直せば集客がうまくいくと思われがちです。ところが、どの地域のどの工事で選ばれたいかが決まっていないと、どの方法でも載せる中身と届ける相手が毎回変わり、効いたかどうかを比べられないまま止めることになります。工務店の集客は、地域と工事を1つ決め、その検索で出るページとGoogleマップを先に整えるところから始まります。

本記事では、過去1年の受注から選ばれたい地域と工事を決める手順から、施工事例とGoogleマップの整え方、問い合わせの数え方まで、SEO対策とブログの運用代行を手がける制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 選ばれたい地域と工事が決まっていないと、方法ごとに載せる中身が変わり、成果を比べられない
  • ネットで依頼先を探す地元の施主は、地域名と工事名で検索し、Googleマップの枠と通常の検索結果から問い合わせる先を選ぶ
  • 選ぶ地域と工事は、過去1年の受注を地域と工事の表にして、粗利が残った組み合わせから1つ決める
  • 施工事例1件には地名・建物の種類・工期・費用の幅・施主の困りごと・工夫した点を書き、Googleビジネスプロフィールも同じ工事に合わせる
  • 問い合わせのたびに何で知ったかを聞いて月ごとに数え、手段は1つずつ足す

工務店の集客方法が続かないときに起きていること

工務店の集客方法が続かないときには、方法ごとに載せる工事と届ける地域が変わり、どの方法で問い合わせが来たのかを比べられなくなっています。

たとえば、チラシで新築の完成見学会を案内し、Instagramにはリフォームの写真を載せ、住宅情報サイトには対応エリアを県内全域と書いたとします。3つの方法は、それぞれ別の工事を別の相手に届けていることになり、問い合わせが月に1件来ても、どの方法が効いたのかは分かりません。

問い合わせが少ないまま数か月がたつと、どの方法も効果がないように見え、止めて次の方法を探すことになります。方法の良し悪しを比べられなくなるのは、次の2つのやり方をしているときです。

  • 方法ごとに、載せる工事を変える
  • 対応エリアを「県内全域」とだけ書く

地域名と工事名で依頼先を探す地元の施主

地元で工事を頼む施主がネットで依頼先を探すときは、「〇〇市 外壁塗装」のように住んでいる地域の名前と工事の名前を並べて検索し、出てきた会社の中から問い合わせる先を選びます。工事は家まで来てもらう仕事なので、施主は自分の町に来てくれる会社を探しているからです。

近くの会社を探す検索では、Google検索に、地図と会社の一覧が出る枠(以下、Googleマップの枠)と、会社や住宅情報サイトのページが並ぶ通常の検索結果が出ます。広告を除くと、工務店が出られる場所は2つで、並び順を決めるものも、工務店が直すものも違います。

出る場所

並び順を決めるもの

工務店が直すもの

Googleマップの枠

検索語句との関連性、検索した人からの距離、会社の知名度

Googleビジネスプロフィールのカテゴリ、サービス、写真

通常の検索結果

検索語句との関連性、ページの有用性、発信元の専門性、検索した人の場所や設定など

施工事例のページ

Googleマップの枠の並びを決める3つのうち、知名度には、会社にリンクしているWebサイトの数や、クチコミの数と評価も含まれます。

(参考:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント(Google ビジネス プロフィール ヘルプ))

距離は検索した人から会社の拠点までの距離で、工務店には変えられません。事務所から離れた町では、Googleマップの枠よりも施工事例のページが、施主に見つけてもらう手段になると見ています。

工務店がすぐに変えられるのは、検索語句と会社の情報が合う度合いです。施工事例が新築ばかりで外壁塗装の事例が1件もなければ、「〇〇市 外壁塗装」で探す施主に見せられるページがありません。また、検索語句によっては、通常の検索結果の上位を住宅情報サイトの一覧ページが占め、工務店のサイトが少ないこともあります。

地域名と工事名で検索したときに工務店が出られる2つの場所

選ばれたい地域と工事の決め方

選ばれたい地域と工事は、過去1年の受注を地域と工事の表に書き出し、粗利が残った組み合わせの中から、これから増やしたい1つを選んで決めます。思いつきではなく受注から選ぶのは、すでに請けて利益が出た工事なら、施工事例に使える写真と職人の手順がそろっているからです。

過去1年の受注を地域と工事で分けた表から1つを選ぶ図
1
STEP
受注の書き出し

受注台帳か、見積書と請求書の控えから、過去1年の工事を表計算ソフトに1件1行で書き出します。書く欄は、施主の住む市町村、工事の種類、請負金額、粗利(請負金額から、その工事にかかった材料費・労務費・外注費・経費を引いた額)の4つです。

2
STEP
地域と工事の組み合わせの選択

縦に工事の種類、横に市町村を並べた表に、件数と粗利の合計を書き入れます。粗利が残っていて、事務所から通える範囲にあり、これから職人の手を空けられる組み合わせを1つ選びましょう。件数が最も多い組み合わせが、増やしたい組み合わせとは限りません。受注の件数にもよりますが、受注の書き出しからここまでで半日ほどかかります。

3
STEP
上位の会社の書き写し

選んだ「地域名+工事名」をスマートフォンかパソコンで検索し、Googleマップの枠に出る会社と、通常の検索結果の上位10件を書き写します。会社のページなら、施工事例に地名・工期・費用・写真・施主の声があるかを1件ずつ書き留めてください。書き写しには1〜2時間ほどかかります。

受注の記録がそろわない場合は、手元に残る請求書の控えだけで書き出し、粗利の分からない工事は請負金額で比べても選べます。

経営者経営者

新築もリフォームも外構も請けているのに、1つに絞ったら、ほかの仕事が減りませんか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

絞るのは、ページとGoogleマップを先に整える工事の順番です。請ける仕事は減らしません。1つの検索で問い合わせが来る形ができたら、同じ手順を次の工事と地域に広げます。

施工事例とGoogleマップの整え方

施工事例とGoogleマップは、選んだ工事の施工事例のページを先に書き、その文章と写真を使ってGoogleビジネスプロフィール(Googleマップに会社の情報を載せる仕組み)を直す順で整えます。施工事例を先に書いておけば、プロフィールに載せる写真と説明を新しく用意せずに済むからです。

施工事例のページの書き方

施工事例のページは、1件の工事を1ページにし、題名に地名と工事名を入れます。「〇〇市の築30年の木造住宅の外壁塗装」のように書くと、同じ地域で同じ工事を考えている施主が、自分の家に近い事例かどうかを題名で判断できます。工事の写真と見積書が手元にそろっていれば、1件は1〜2時間ほどで書けます。本文には、次の6つの項目をすべて書きます。

  • 地名:市町村名か町名までにし、番地や家が特定できる写真は載せない
  • 建物の種類:木造か鉄骨か、階数、築年数を書く
  • 工期:着工から引き渡しまでの日数を書く
  • 費用の幅:「〇〇万〜〇〇万円」のように幅で書き、何が含まれる金額かを添える
  • 施主の困りごと:工事を考えたきっかけと、迷っていたことを書く
  • 工夫した点:材料や工程を選んだ理由を、施主の困りごとに結び付けて書く

選んだ検索で書き写した上位の会社が載せていない項目、たとえば費用の幅や工期は、施主が問い合わせる前に知りたいことだと見ています。

⚠

施工事例の写真と施主の話は、施主の了解を取ったものだけを使います。引き渡しのときに、載せる写真と文章を見せて書面で了解をもらうと、後から載せてよいかで迷わずに済みます。

施工事例1件のページに書く6つの項目

工事の種類ごとのページや、市ごとのページまで作る順番は、注文住宅のSEO対策の進め方でも紹介しています。

Googleビジネスプロフィールの直し方

Googleビジネスプロフィールは、オーナー確認(自分が会社の運営者だとGoogleに示す手続き)を済ませたうえで、次の4つの欄を選んだ工事に合わせて直します。直す作業は1時間ほどです。写真は、オーナー確認が済むまでGoogleに表示されません。

欄

選んだ工事に合わせた直し方

気をつけること

カテゴリ

メインカテゴリは会社が何であるかを表すものにし、選んだ工事が中心の事業なら追加カテゴリで示す

候補のリストから選び、独自の業種は作れない

サービス

「サービスを編集」で選んだ工事を候補から選ぶか、カスタムのサービスとして足し、説明を書く

カスタムのサービス名に価格や電話番号を入れない

写真

選んだ工事の施工事例の写真を、施主の了解を取ったうえで足す

JPGかPNGで、10KBから5MBまで

サービス提供地域

工事に出向く市町村を入れる

客先に出向く事業として登録したプロフィールだけで入れられる。最大20か所で、拠点から車で約2時間以内に収める

カテゴリはGoogleマップの枠の並び順に影響しますが、扱うすべての工事にカテゴリを足すことはできません。選んだ工事に合うカテゴリが候補になければ、サービスの欄に書いて示します。カテゴリを変えると、オーナー確認をやり直すよう求められることがあります。足した写真がGoogleマップに出るまでには1〜2日かかることもあります。

(参考:業種を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ))

Googleマップと工事ごとのページを、まとめて見直したい方へ

当社のSEO対策では、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移り、毎月の報告で見直します。Googleマップの整備の相談もこちらでお受けしています。彦根市とその周辺は訪問し、県外はオンラインで対応します。

問い合わせのきっかけを数えて手段を足す順番

手段を足す順番は、問い合わせのたびに「何で知ったか」を聞いて月ごとに手段別の件数を数え、選んだ工事の問い合わせが来て契約が取れている手段から決めます。問い合わせの総数ではなく選んだ工事の件数を見るのは、整えたページとGoogleマップが効いているかを確かめるためです。

電話なら最初の受け答えで聞き、問い合わせフォームなら「当社を何で知りましたか」の欄を必須にして、表の左の列と同じ選択肢から選んでもらいます。表は月ごとに1枚作り、問い合わせの記録から数えます。数える作業は毎月30分ほどです。

知ったきっかけ

その月の問い合わせ

うち選んだ工事

契約

Google検索

件

件

件

Googleマップ

件

件

件

紹介

件

件

件

チラシ・看板

件

件

件

見学会

件

件

件

SNS・住宅情報サイト

件

件

件

検索の順位は、ページを直してから変わるまでに数か月かかることがあるため、整えた後の数字は月ごとに並べて見比べます。問い合わせが月に数件しかないうちは、3か月分を足して比べると、手段ごとの差が分かりやすくなります。

新しい手段を足すのは、次の3つがそろってからにします。

  • 選んだ工事の施工事例に、上位の会社と同じ項目がそろっている
  • Googleビジネスプロフィールのカテゴリ、サービス、写真を直してある
  • 問い合わせのきっかけを、3か月以上同じ表で数えている

手段は1つずつ足し、表の数字で続けるかを決めます。2つを同時に始めると、表の数字がどちらの手段で増えたのかを見分けられません。

足す手段の候補の1つが、選んだ工事について施主が調べる疑問、たとえば外壁塗装の時期や費用の内訳に答えるブログの記事です。地域名を入れずに調べる施主にも読まれ、記事から施工事例のページへ案内できます。

選んだ工事の疑問に答える記事を、書き続ける時間がありますか

IKKI-Plusでは、どのキーワードで何を書くかというブログの設計を当社の代表が行い、記事を毎日公開します。

手が回らないときに任せられる作業

手が回らないときに任せられるのは、発信を続ける作業と整える作業です。どの工事で選ばれたいかを決める作業と、施主や問い合わせてきた人とのやり取りは、社長と社内の人にしかできないので社内に残ります。

作業

担う人

選ばれたい地域と工事を決める

社長

施主の了解を取る

社内の担当者

問い合わせのきっかけを聞いて数える

社内の担当者

ブログの設計と記事の毎日の公開

IKKI-Plusで任せられる

Googleマップの整備とサービスのページの見直し

SEO対策で任せられる

地域と工事を1つに決め、施工事例とGoogleマップを整えるところまでは、自分で進められます。発信を続ける時間が取れない場合は、私たち合同会社Writers-hubのIKKI-Plus(月額10万円〜・税別、3か月〜)で、どのキーワードで何を書くかというブログの設計を当社の代表が行い、記事を毎日公開します。サービスのページやサイトの作りまで見直す場合は、SEO対策(月額20万円〜・税別、6か月〜)で現状の分析から実行までを行います。

決めた工事の発信を、毎日続ける手が足りない方へ

選んだ地域と工事について施主が調べる疑問から、どのキーワードで何を書くかを当社の代表が設計し、記事を毎日公開します。公開した記事と検索からのアクセスは、毎月の報告で確かめられます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。