BLOG

サジェストとは?検索窓の下に出る候補の意味と予測変換との違い

サジェストは、Googleなどの検索サービスが、検索窓に入力した語句の続きとして検索窓の下に出す検索キーワードの候補です。キーボードの上や入力中の文字のすぐ下に出る予測変換は、日本語入力ソフトが出す別の候補なので、どちらの候補かは呼び名ではなく、画面のどこに出ているかで見分けることをおすすめします。

スマートフォンの画面で、検索窓のすぐ下に縦に並ぶ検索の候補と、キーボードのすぐ上に横に並ぶ予測変換の候補を、それぞれ別の色の枠で囲んで見比べている図。

「サジェストって、スマホで文字を打つと出てくる予測変換のことでしょう」。スマートフォンで検索窓に文字を入力すると、キーボードの上にも検索窓の下にも候補が並ぶため、どちらも同じ予測の機能に見えます。ところが、サジェストは検索サービスが検索窓の下に出す検索キーワードの候補です。キーボードの上に出る予測変換とは、候補を出しているソフトも、候補の基になる情報も違います。

本記事では、サジェストの意味から、表示される検索サービス、予測変換との見分け方まで、記事を毎日公開している制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • サジェストは、検索窓に語句を入力している途中で、検索窓の下に並ぶ検索キーワードの候補を指す
  • Googleは「予測入力」、Yahoo! JAPANは「キーワード入力補助」、YouTubeは「検索候補」と公式のヘルプで呼んでいる
  • 予測変換は日本語入力ソフトが出す候補で、サジェストとは候補の基になる情報も、選んだ後の動きも違う
  • 2つは呼び名では見分けにくく、検索窓の下に出るか、キーボードの上や入力中の文字のすぐ下に出るかで見分けられる

サジェストの意味

サジェストとは、検索窓に語句を入力している途中で、検索窓の下に自動で並ぶ検索キーワードの候補のことです。入力した語句に続く検索キーワードが一覧で並び、1つを選ぶと、その語句で検索した結果が表示されます。

検索窓の下に並ぶサジェストの図

サジェストは、英語のsuggest(提案する)から来た言葉です。検索の話では候補の一覧を指しますが、会議やメールで「〜をサジェストする」と言うときは、英語のとおり「提案する」の意味で使われています。

候補に並ぶ一つひとつの語句は、サジェストキーワードとも呼ばれます。SEOでは検索する人が知りたいことを探る材料に使われ、集め方と絞り込み方はサジェストキーワードの調べ方で紹介しています。

サジェストが表示される主な検索サービス

サジェストは、Google検索、Yahoo! JAPANの検索、YouTubeの検索窓に表示されます。3つとも、公式のヘルプで呼び名と候補の基になるものを説明しています。

サービス

公式のヘルプでの呼び名

候補の基になるもの

Google検索

予測入力

Googleで行われた実際の検索。言語、場所、注目を集めている関心事、自分の過去の検索も考慮する

Yahoo! JAPANの検索

キーワード入力補助

Yahoo!検索に入力されたキーワードの組み合わせ、関連性の高いキーワード、検索広告に関する指標

YouTube

検索候補

入力した検索キーワード、ほかの人が検索しているキーワード、ログイン中で設定が有効なら自分の過去の検索と視聴した動画

※ Googleの「Google の予測入力候補の仕組み」、Yahoo!検索ヘルプの「キーワード入力補助機能とは」、YouTubeヘルプの「動画をすばやく探す」をもとにまとめています。

3つのサービスで画面の見え方が変わる要因の1つは、自分の過去の検索が候補に混ざるかどうかです。Google検索とYouTubeでは、自分の過去の検索をもとにした候補も並ぶため、同じ語句を入力しても、人によって並ぶ候補が変わります。Yahoo! JAPANは、検索の候補に個別の利用者の入力履歴を使っていないと説明しています。

候補が選ばれる仕組みは、Googleサジェストが表示される仕組みで詳しく説明しています。

サジェストと予測変換の違い

サジェストと予測変換は、候補を出しているソフトが違い、サジェストは検索サービスが、予測変換はパソコンやスマートフォンの日本語入力ソフトが出す候補です。出しているソフトが違うため、2つの候補は次の3つの点でも分かれます。

比べる点

サジェスト

予測変換

候補が出る場所

検索サービスの検索窓の下

メール、メモ、検索窓など、文字を入力する欄

候補の基になる情報

そのサービスで行われた検索を中心に、サービスごとの複数の情報

日本語入力ソフトの辞書と、自分が入力した履歴

候補を選んだ後

その語句で検索した結果が表示される

選んだ語句が入力されるだけで、検索は始まらない

予測変換が辞書と入力履歴だけから出るとは限りません。Microsoft 日本語 IMEでは、設定の「提案サービスの使用」をオンにすると、入力した内容が暗号化されてMicrosoftに送られ、Bingからの候補も表示されます。

Web担当者Web担当者

スマホの予測変換をオフにすれば、検索窓の下の候補も出なくなりますか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

同じ画面に同時に出るので、つながっているように見えますよね。ただ、検索窓の下の候補はGoogleなどの検索サービスが出しているので、キーボードの設定で予測変換をオフにしても消えません。検索窓の下の候補は、検索サービスの側の設定で一部を止められます。

サジェストと予測変換を画面で見分ける方法

サジェストと予測変換は呼び名が重なっているため、候補が画面のどこに出ているかで見分けます。Googleの日本語のヘルプは、検索窓の下の候補を「予測入力」と呼んでいます。一方で、Microsoft IMEの設定にも予測変換の候補を決める「予測入力」の項目があります。

Google 日本語入力の2010年の更新のお知らせでは、入力履歴から出す予測の候補を「サジェスト」と呼んでいます。

スマートフォンでGoogleの検索窓に文字を入力すると、設定や入力内容によっては、2つの候補が同時に表示されます。検索窓のすぐ下に縦に並ぶ一覧がサジェストで、キーボードのすぐ上に横に並ぶ候補が予測変換です。

スマートフォンの画面でサジェストと予測変換が出る場所を比べた図

パソコンでは、入力中の文字のすぐ下に出る小さな枠が予測変換で、検索窓の幅に合わせて広がる一覧がサジェストです。

見分けが要るのは、候補を「ほかの人が検索している語句」として読むときです。キーボードの上の候補は主に日本語入力ソフトの辞書と自分の入力履歴から出るので、ほかの人が何を検索しているかを調べる材料にはなりません。ただし、Google検索とYouTubeでは、検索窓の下の候補にも自分の過去の検索をもとにしたものが混ざります。

自社名を入力したとき、検索窓の下にどんな候補が並んでいますか

自社名やサービス名を検索窓に入力した画面のスクリーンショットを見せていただければ、並んだ候補がサジェストか予測変換かを見分けたうえで、候補の語句で検索したときに自社のページが表示されるかを一緒に確かめます。

サジェストのよくある質問

サジェストについて、よくある3つの質問に答えます。

サジェストは検索回数の多い順?

サジェストの並びは、検索回数の多い順とは限りません。Googleは、予測入力は特定のトピックで最もよく使われるクエリを単純に表示するものではなく、Googleトレンドとは別物だと説明しています。Yahoo! JAPANも、表示される順番は利用者の動向に応じて自動的に変わるとしています。並び順を読み違えないための見方は、Google検索候補の仕組みで紹介しています。

サジェストを表示しない設定はある?

Google検索では、候補の一部を表示しないように設定できます。Googleの予測入力候補を管理するページによると、検索設定の「検索のカスタマイズ」をオフにすると、過去の検索内容に基づく候補が表示されなくなります。パソコンで「急上昇ワードに基づく予測入力」をオフにすると、急上昇ワードの候補も表示されなくなります。

Google検索の候補をすべて止める設定は、公式には確認できていません。Googleは検索の設定画面を更新中で、ヘルプの手順と画面が一致しない場合があると案内しています。Yahoo! JAPANの検索は、検索設定でキーワード入力補助をオフにできます。

サジェストに出た語は事実や評判?

サジェストに出た語は、事実や評判を示すものではありません。Googleは、候補は事実を示しているわけでも、意見を主張しているわけでもないと説明しています。YouTubeも、検索候補は検索結果ではなく、ほかの利用者やYouTubeの見解を示すものでもないとしています。

まとめ|サジェストは予測変換とは別の検索候補

サジェストは、Google検索やYahoo! JAPANの検索、YouTubeで語句を入力している途中に、検索窓の下に並ぶ検索キーワードの候補です。キーボードの上や入力中の文字のすぐ下に出る予測変換は、日本語入力ソフトが出す別の候補で、選んでも検索は始まりません。2つは呼び名ではなく、画面のどこに出ているかで見分けます。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作し、自社ブログでは毎日10本の記事を公開しています。

自社のサービス名に並ぶ候補に、答えるページはありますか

自社のサービス名を検索窓に入力したときに並ぶ候補の一覧を見せていただければ、候補の語句ごとに、検索した人の疑問に答えるページがサイトにあるかを一緒に確かめます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。