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検索結果のサイト名はどう決まる?SEOで整える構造化データとtitle

検索結果のサイト名が意図と違うときは、トップページのWebSiteの構造化データのnameに希望の名前を書き、title、og:site_name、見出しにも同じ表記の名前を入れることをおすすめします。サイト名はGoogleが複数の情報から自動で決め、手動では変えられないためです。書き換えた後の反映には、数日から数週間かかることがあります。

トップページの構造化データ、title、og:site_name、見出しの4か所に書かれた名前が1つの表記にそろい、検索結果のサイト名の行に表示される様子を描いた図。

「検索結果のサイト名は、トップページのtitleに入れた名前がそのまま出るはず」。titleは検索結果のタイトルリンクに使われる要素なので、サイト名も同じ所から取られると思われがちです。ところが、Googleはサイト名を、トップページの構造化データやtitle、見出しなど複数の情報から自動で決めており、手動では変えられません。サイト側でできるのは、トップページの名前をそろえることです。

本記事では、サイト名が決まる仕組みから、希望の名前が選ばれないときの直し方まで、サイトの制作と運用を受け持つ制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 検索結果のサイト名は、Googleがトップページの情報から自動で決め、手動では変えられない
  • 希望の名前は、トップページのWebSiteの構造化データのnameに書いて伝える
  • 構造化データ、title、og:site_name、見出しの4か所に、同じ表記の名前を入れる
  • example.com/blogのようなサブディレクトリには、別のサイト名を付けられない
  • 選ばれないときは、確認と再クロールの後に、alternateNameで代替名を足す

検索結果のサイト名とタイトルリンクの違い

検索結果のサイト名は、ページを公開しているサイトの名前で、サイト全体で1つだけ決まります。ページごとに変わるタイトルリンクとは、別の表示です。

直したい表示がどれかで、手を入れる場所が変わります。検索結果の1件に出る3つの表示を並べると、次の表のとおりです。

表示

表すもの

手を入れる場所

サイト名

ページを公開しているサイト

トップページのWebSiteの構造化データなど

タイトルリンク

検索結果に出た個々のページ

各ページのtitle要素など

ファビコン

サイトを表すアイコン

トップページのlink要素

検索結果の1件に出るファビコン、サイト名、タイトルリンクの位置

各ページのtitleの末尾に「|サイト名」と入れていても、タイトルリンクからその部分が消えることがあります。Googleは、ドメインのサイト名が検索結果にすでに表示されていて重複するときは、タイトルリンクから省くことがあると説明しています。

※ 出典:Google 検索セントラル「Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更」

タイトルリンクの文言が設定と違うときの原因と直し方は、Googleの検索結果でタイトルが書き換わる原因と直し方で紹介しています。

Googleがサイト名を決める仕組み

検索結果のサイト名は、Googleがトップページの内容と、Web上でそのサイトに触れているページをもとに、自動で作ります。Googleは、自動で作ったサイト名を手動で変えることはできないと説明しています。

Google 検索でのサイト名 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google で検索結果にページの一覧が表示されるとき、そのページの取得元サイトの名前が表示されます。これをサイト名と呼びます。WebSite 構造化データを使用して Google 検索に対してサイト名を指定する方法を説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

トップページの中でGoogleが考慮する情報として挙げられているのは、次の5つです。

  • WebSiteの構造化データ
  • og:site_name
  • title要素
  • 見出し要素
  • トップページのそのほかの文字

希望の名前を伝える手段として最も重要なのは、WebSiteの構造化データです。Googleは通常、構造化データで指定された名前を使います。ただし、指定された名前を採用する十分な根拠がないときは、ほかの情報からサイト名を作るか、ドメイン名を表示することがあります。

トップページの5つの情報と外部のページからサイト名が選ばれる仕組み

検索結果にドメイン名がそのまま出ているときは、トップページに構造化データが無いか、構造化データの名前がほかの情報と食い違っていないかを確かめます。

サイト名を指定するWebSiteの構造化データ

サイト名の希望は、トップページにWebSiteの構造化データを置き、nameに希望の名前、urlにトップページのURLを書いて伝えます。サイトのすべてのページに置く必要はなく、トップページだけで足ります。

nameとurlの書き方

nameとurlは、どちらも必須のプロパティです。nameにはサイトの名前を書き、urlにはドメインかサブドメインの正規のトップページのURLを書きます。JSON-LDで書くと、次の形になります。

HTML
<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "WebSite",
  "name": "Example Company",
  "url": "https://example.com/"
}
</script>

トップページとは、ドメインかサブドメインのルートのURLです。https://example.com/ はトップページに当たりますが、https://example.com/de/index.html は当たりません。

alternateNameの書き方

alternateNameは、略称や頭字語など、サイトの別の呼び名を書く省略可能なプロパティです。Googleは、希望の名前を使えないときがあると説明しています。たとえば、グローバルな性質を持つ2つのサイトには通常同じ名前を使わず、正式名より略称で知られていると判断することもあります。

代替名は、`"alternateName": ["EC", "Example Co"]` のように複数書けます。表示してほしい順に並べ、最も重要な名前を1番目に置きます。

既存のWebSiteへの入れ方

トップページにWebSiteの構造化データがすでにあるときは、新しいブロックを足さず、同じノードにnameを入れます。CMSのテーマやSEO用のプラグインが、WebSiteの構造化データを自動で出力していることがあるためです。

書き足す前に、トップページのソースで `"@type": "WebSite"` を検索します。出力されている数と、nameに入っている値を確かめてから編集します。

書いた後の確かめ方

書いた構造化データは、スキーマ マークアップ検証ツールで構文の誤りがないかを確かめます。

⚠

リッチリザルトテストは、サイト名の確認に対応していません。サイト名の構造化データの構文は、スキーマ マークアップ検証ツールで確かめます。

続けて、Search ConsoleのURL検査ツールでトップページを調べます。robots.txtやnoindex、ログインの要求などで、Googleがアクセスできない状態になっていないかを確かめ、問題がなければ再クロールをリクエストします。構造化データを確かめるツールの使い分けは、構造化データテストツールの移行先で紹介しています。

Googleに選ばれやすいサイト名の3つの条件

サイト名がGoogleに選ばれるには、Googleが決め方として挙げる次の3つの条件を満たす名前にします。

サイトを正しく表す独自の名前であること

サイト名には、誰のサイトかを正しく表し、見た人の誤解を招かない独自の名前を使います。名前は、Google検索のコンテンツポリシーに沿っている必要があります。

広く通じている簡潔な名前であること

サイト名は、一般に認知されている簡潔な名前にします。Googleは例として、「Google, Inc.」ではなく「Google」を挙げています。名前の長さに上限はありませんが、端末によっては途中で切れて表示されます。

法人格を付けずに呼ばれることの多い会社なら、法人格を付けない名前をnameにし、正式名をalternateNameに書く方法もあります。

一般的な名称ではないこと

サイト名には、業種や地域を説明するだけの一般的な名称を使いません。Googleは「アイオワで一番の歯医者」のような名称を例に挙げ、有名なブランド名でない限り、選ばれる可能性は低いと説明しています。

Web担当者Web担当者

サイト名に地域名と業種のキーワードを入れたほうが、SEOに有利ではないですか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

地域名や業種の言葉は、ページごとのtitleに入れれば、そのページの内容を検索する人に伝えられます。サイト名を地域名と業種だけにすると、Googleに選ばれず、ドメイン名などが代わりに表示されることになりかねません。サイト名には、看板や名刺と同じ呼び名を使います。

トップページで名前をそろえる4か所

トップページでサイト名を書く場所は4か所あり、4か所すべてに同じ表記の名前を入れます。Googleが必須とするのは構造化データのnameとurlで、title、og:site_name、見出しなどトップページのほかの情報も、サイト名の判断に使われます。

名前は、法人格や全角・半角まで含めて1つの表記に決めます。「株式会社」の有無や、全角と半角の違いがあると、表記がばらつくと、Googleが名前を判断する材料がそろわなくなるためです。決めた表記を、次の4か所に写します。

  • WebSiteの構造化データのnameに、決めた表記の名前が入っている
  • title要素に、同じ表記の名前が入っている
  • og:site_nameに、同じ表記の名前が入っている
  • ロゴや大見出しなどの見出し要素に、同じ表記の名前がある

トップページのtitleは、「Example Company|サイトの説明」のように、決めた名前の後にサイトの説明を続ける形にできます。Googleは、トップページのtitle要素を、サイトについての追加の情報を書くのに適した場所としています。

ロゴを画像だけで表示しているトップページでは、見出し要素に名前の文字が無いことがあるので、ソースで確かめます。

httpとhttpsやwwwの有無などで、同じ内容のトップページが複数のURLで開けるときは、すべてのURLに同じ構造化データを置きます。Googleは、正規のページだけでなく、重複するページにも同じ構造化データを使うよう求めています。

トップページの4か所で、名前の表記がそろっているか確かめられていますか

トップページのURLと、検索結果に出ているサイト名の画面を見せていただければ、構造化データのname、title、og:site_name、見出しの4か所で、名前の表記が食い違っていないかを一緒に確かめます。

希望のサイト名が選ばれないときの直し方

希望のサイト名が選ばれないときは、構造化データとトップページの設定を見直して再クロールを待ち、それでも選ばれなければalternateNameに代替名を足します。

代替名を足す前の確認

代替名を足す前に確かめることは、Googleの説明に沿うと次の5つです。

1
STEP
構造化データのnameと構文

nameが希望の名前になっているか、スキーマ マークアップ検証ツールで構文の誤りが出ないか、構造化データがGoogleのガイドラインに沿っているかを確かめます。

2
STEP
トップページのほかの情報

title要素、og:site_name、見出しがnameと同じ表記かを確かめます。トップページが複数のURLで開ける場合は、すべてのURLで同じ名前かも見ます。

3
STEP
サイト名を付ける単位

example.com/newsのようなサブディレクトリに、サイト名を付けようとしていないかを確かめます。

4
STEP
リダイレクトの行き先

トップページが別のURLへ転送される場合、サイト名には転送先のページが反映されます。転送が意図どおりに働き、転送先にGooglebotがアクセスできるかを確かめます。

5
STEP
再クロールのリクエスト

URL検査ツールで再クロールをリクエストし、反映を待ちます。クロールには、数日から数週間かかることがあります。

再クロールの頻度は、Googleのシステムがページの更新の必要性から決めます。数週間たっても名前が変わらないときに、代替名を足します。

代替名の足し方

確認と再クロールの後も選ばれないときは、まずalternateNameに代替名を足します。Googleは、第1希望の名前を採用する十分な根拠を持てないとき、alternateNameの名前を優先して検討すると説明しています。

次の候補として、ドメイン名をすべて小文字にして、alternateNameの最後に足します。大文字を混ぜた「Example.com」ではなく、「example.com」と書きます。

JSON
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "WebSite",
  "name": "Example Company",
  "alternateName": ["EC", "example.com"],
  "url": "https://example.com/"
}

それでも選ばれないときの最後の手段が、nameにドメイン名をすべて小文字で書く方法です。Googleは、ドメイン名を希望の名前にすると通常はそれが選ばれるとしながらも、最終手段としてだけ使うよう勧めています。

希望のサイト名が選ばれないときに見直す順番

構造化データを直したのに、ドメイン名が出たままになっていませんか

トップページのソースと、URL検査ツールでトップページを調べた結果の画面を見せていただければ、どこで名前が食い違っているかを一緒に確かめます。alternateNameにどの名前をどの順で書くかも、ご相談いただけます。

サイト名のよくある質問

サイト名について、よくある3つの質問に答えます。

サイト名は検索順位に影響する?

サイト名が検索順位にどう影響するかは、Googleのサイト名の説明には書かれておらず、公式には確認できていません。説明に書かれているのは、検索結果に表示する名前の決まり方と、希望の名前の伝え方です。

ブログだけ別のサイト名にできる?

ブログをサブドメインで運営していれば、別のサイト名を付けられます。Google検索のサイト名は、ドメインかサブドメインの単位で1つずつ決まるためです。example.com/blogのようなサブディレクトリのブログには、別の名前を付けられません。

wwwで始まるサブドメインと、mで始まるサブドメインは、通常は同じサイトとして扱われます。www.example.comとm.example.comに、通常は別々のサイト名を付けられません。

ファビコンも同じように指定する?

ファビコンも、トップページで指定します。トップページのhead内に `<link rel="icon" href="/favicon.ico">` の形でlink要素を書き、Googleの再クロールを待ちます。

ファビコンもサイト名と同じく、1つのホスト名につき1つだけで、サブディレクトリには別のファビコンを設定できません。画像は縦横の比率が1対1の正方形で、8×8ピクセル以上が必要です。Googleは、48×48ピクセルより大きい画像を勧めています。

ファビコンの画像とトップページは、Googleがクロールできる状態にしておき、画像のURLは頻繁に変えません。ガイドラインをすべて守っても、検索結果にファビコンが表示されるとは限りません。

※ 出典:Google 検索セントラル「検索結果に表示されるファビコンを定義する」

まとめ|サイト名はGoogleが選び、サイトは名前をそろえる

検索結果のサイト名は、Googleがトップページの構造化データやtitleなど複数の情報から自動で決めるもので、サイト側から直接は変えられません。サイト側でできるのは、WebSiteの構造化データのnameに希望の名前を書き、title、og:site_name、見出しにも同じ表記の名前を入れて、情報をそろえることです。

まずは、トップページのソースを開き、名前が書かれた4か所を書き出してください。構造化データのname、title、og:site_nameはソースの文字列で確かめ、見出しは画面とソースの両方で見比べます。

私たち合同会社Writers-hubは、サイトの制作と運用を受け持ち、自社と取引先のサイトで記事を毎日公開しています。

名前を書き出したら、どこから直すかを決められそうですか

書き出した4か所の名前と、検索結果に今出ているサイト名を見せていただければ、どの表記に合わせ、どこから直すかを一緒に決めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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